英語の「解像度を上げる」とは?

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英語の「解像度を上げる」とは?

こんにちは!中目黒スマイル英語教室のブログへようこそ。

今回は、英語学習において非常に重要な概念である「英語の解像度」について、お伝えしたいと思います。

特に、小学生の時期にこの「解像度」を上げることの重要性と、そのメリットについて詳しくご説明します。

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もやがかかった英語理解

皆さまは、こんな経験はありませんか?

〇英語の文章を読んでいるときや、英語を聞いているときに、なんとなく意味は分かるけれど、詳細がぼんやりしていて、確信が持てない

〇英語で話そうとしたときに、言いたいことはあるのに、適切な表現が見つからず、もやもやした気持ちになる。

これは、英語にもやがかかってしまっている状態なのです。

解像度とは

解像度とは、本来、画像や映像の鮮明さを表す言葉です。

高解像度の画像は細部まではっきりと見えるのに対し、低解像度の画像はぼやけて詳細が分かりにくくなります。

同じ画像でも、解像度が高ければこのようにくっきり見えますし、

低ければこんな感じにぼんやりしてしまいます。

先ほどの「もやがかかった状態」と似ていますね。
この状態のぼんやりした理解の英語力が「解像度の低い」英語力です。

「解像度が低い」英語理解の問題

では、なぜこのような「解像度が低い」英語理解は問題なのでしょうか?

保護者の皆さまも経験があるのではないかと思いますが、具体的にはこのような問題が生じます。

1.誤解を生みやすい:曖昧な理解は、コミュニケーションの場で大きな誤解を招く可能性があります。

2.自信の欠如:はっきりと理解できないことで、英語を使うことへの自信が持てなくなります。

3.学習効率の低下:基礎的な部分があいまいなまま進むと、より高度な学習に支障をきたします。

4.ストレスの増加:常に不確かな状態でコミュニケーションを取ることは、大きなストレスとなります。

教室での経験から

中目黒スマイル英語教室には、ほかの教室から移ってくださる生徒さんも多いです。

でも、英語学習歴の長い生徒さんでも、初歩的なことなのに、「なんとなく分かるんだけど、はっきりとわからない」状況が多いことに驚きます。

発音にしても、文法にしても、基礎から積み重ねていってだんだんと難しい内容が理解できたり自分でアウトプットできるようになっていくのに、その基礎の部分がはっきりしていないまま、学習が進んでしまった感じです。

そして、困ったことに、生徒さんご本人には、そういう自覚もありません

小学生のうちからこうした状態に慣れてしまうと、「解像度の低い英語」が当たり前になってしまいます。

より高度な学習に入るときに、これでは何もわからなくなり、困ってしまうでしょう。

こうした経験をきっかけに、私は「英語の解像度」という概念に注目し、どのような生徒さんにも基礎からしっかり「解像度の高い学習」をご提供することの大切さを改めて実感したのです。

「英語の解像度を上げる」とは

では、「英語の解像度を上げる」とは、具体的にどういうことでしょうか?

先ほどご覧いただいた画像と同じことをイメージしてください。

これを英語学習に当てはめると、「英語の解像度を上げる」とは、たとえばこのような能力を身につけることです。

  1. 文字と音のしくみを理解して、単語を正しく読める、聞き取れるようになる
  2. 文のしくみを理解して、英文を正しく読み取り、適切に書けるようになる
  3. 文脈や状況に応じた適切な表現を選択できる
  4. 言語の微妙なニュアンスを理解し、表現できる

特に小学生の時期は、この「解像度を上げる」ための最適な時期と言えます。

なぜなら、この時期の子供たちは、

  • 言語習得能力が高い
  • 好奇心旺盛で新しい知識を吸収しやすい
  • 恥ずかしがらずに積極的に言語を使おうとする

といった特徴があるからです。

小学生のうちから解像度を上げる方法

それでは、小学生のうちから英語の解像度を上げるには、具体的にどのような学習が効果的でしょうか?

ここでは、中目黒スマイル英語教室が英語学習の「幹」として重視している、特に重要な2つの要素に焦点を当てて説明します。

 フォニックス:文字と音のしくみを学ぶ

フォニックスとは、英語の文字(または文字の組み合わせ)と音の関係を体系的に学ぶ方法です。

これを学ぶことで、なんとなく発音していた「apple」の「アポー」という言葉は、[a]と[p]と[l]という3つの音から成り立っていることがわかります。

正しく発音できるようになり、聞いた時にもすぐにわかるようになります。

スピーキングとリスニングに役立つわけですね。

また、文字を見たときにすぐに読めるようになり、正しく書けるようになります。

ライティングとリーディングの力を高めるためにも、フォニックスは欠かせません。

「apple」という言葉の並びを絵のように覚えて「アポー」と読んでいるお子さんは、その知識を応用することができません。

でも、フォニックスをきちんと学べば、初めて見る単語でも正確に発音できるようになります。

フォニックスを知っているのと知らないのでは、文字に対する解像度が大きく変わるのです。

私のイメージですが、フォニックスを知らないお子さんの英語に対する解像度は、さきほどの低い解像度の画像にさらにもやがかかって、これくらいの印象です。

晴れているのにはっきり見えない。残念な状況ですね。

 文法:文のしくみを学ぶ

文法とは、文のしくみを体系的に学ぶ方法です。

これを学ぶことで、今まで目を向けてもいなかったような「英語の文」の成り立ちや規則がよくわかるようになります。

たとえば、「My friend likes dogs」という文。

何も考えないで読んでいると、この文に含まれている、いくつもの大事な文法知識に目を向けることもないでしょう。

でも、文法知識が身についてそれを常に意識してアウトプットする練習を重ねれば、正確な文をつくる能力が身につくのです。

読解力ももちろん向上し、複雑な文章を理解し、自分でも書けるようになります。

文法を学ぶことで、英語の文章がただの「単語の羅列」ではなく、「意味のある構造」として理解できるようになります。

スピーキング、リスニング時にも文法理解は欠かせません。

文法がきちんと定着して応用できるようになれば、総合的に、コミュニケーション力が大きく改善します。

文法ができないお子さんは、同じような画像のイメージです。

見えるお子さんには見えるのに、自分にははっきり見えない。自信を失ってしまいますね。

その他の要素

英語学習はもちろん、フォニックスと文法以外の学びも必要です。

それらすべてに、「解像度」があります。

しかし、フォニックスと文法の知識なしには、他の要素の「解像度」は高いレベルまで上げていくことは不可能です。

フォニックスと文法の解像度とともに、ほかの要素の解像度も徐々に上げることができると考えるとよいでしょう。

お子さんの個性や興味関心に合わせて、英語の解像度を上げる学習をカスタマイズしていくことをおすすめします。

小学生の英語学習を始めましょう!

ここまで、英語の解像度を上げることの重要性と、そのための具体的な方法について説明してきました。

では、実際に小学生の英語学習は、どのように始めればよいでしょうか。

いくつかヒントを書いてみます。

1.早期スタートの重要性を認識する:小学生、特に低学年のうちから始めることで、より自然に、楽しみながら高い解像度の英語力を身につけることができます。

2.系統的な学習プランを立てる: フォニックスと文法を段階的に学べるよう、計画的なカリキュラムを組むことが重要です。

3.楽しみながら学ぶ環境を整える: ゲーム、歌、絵本など、楽しみながら学べる教材を活用しましょう。楽しくても意味のない教材ではなく、「楽しくて学びになる教材」選びが必要です。

4.定期的な復習と実践の機会を設ける: 学んだことを定着させ、実際に使う機会を多く設けることが大切です。

5.専門家のサポートを受ける: 経験豊富な教師のガイダンスを受けることで、より効果的な学習が可能になります。

中目黒スマイル英語教室では、こうした「英語の解像度を上げる」ことに特化したプログラムを提供しています。

フォニックスと文法を楽しく学べる独自のカリキュラムや、ひとりずつの生徒さんに合わせた指導をご提供しています。

お子さんの英語学習について悩みや不安をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

小学生の英語学習がもたらす多くのメリット

最後に、小学生のうちから英語の解像度を上げることの利点を改めてお伝えします。

1.正確な英語力の獲得: フォニックスと文法の基礎をしっかりと身につけることで、「なんとなく」ではない、正確な英語力を獲得できます。

2.学習効率の向上: 基礎がしっかりしているため、より高度な英語学習への移行がスムーズになります。

3.自信とモチベーションの向上: 明確に理解し、表現できることで、英語を使うことへの自信が生まれ、さらなる学習意欲につながります。

4.国際的な視野の育成: 早い段階から英語に親しむことで、異文化への興味や理解が深まります。

5.論理的思考力の向上: 言語の構造を学ぶことは、論理的思考力の発達にも良い影響を与えます。

6.日本語力の向上: 英語の仕組みを学ぶことで、日本語の特徴や構造にも気づき、母語の理解も深まります。

7.将来の可能性の拡大: グローバル社会で活躍するための重要なスキルを早期から身につけることができます。

このように、小学生の時期に英語の解像度を上げる学習を始めることは、お子さんの未来に大きな可能性をもたらします。

単に「英語が話せる」だけでなく、「英語で思考し、表現できる」力を育むことが、これからのグローバル社会を生きる子供たちには必要不可欠です。

お子さんの輝かしい未来のために、ぜひ、「英語の解像度を上げる」ことを意識して、学習を始めましょう!

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