全員が通る道!中1の「英語の壁」とは?
英語に力を入れてきたはずなのに、
「中学に入ったとたん、英語が苦手になってしまった…」
そんな声をよく聞きます。
実はそれ、特別なケースではなく、誰にでも起こりうること。
その正体が――「中1の英語の壁」。
この記事では、よくある3つのタイプ別に、つまずきやすいポイントと備え方をご紹介します。
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中学から英語が変わる!
学校英語が「活動型」から「教科型」へ
小学校での英語は「慣れ親しむ」「楽しく活動する」が中心。
しかし中学校では、以下のように急に切り替わります。
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文法や単語の暗記
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定期テスト
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書く力・読む力の評価
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文法用語の理解(be動詞・助動詞・三単現のs など)
このギャップが「英語の壁」なのです。
タイプ別:中1でつまずく3つのパターン
お子さんのケース別に、つまずくのは主に3つのパターンです。
パターン①:小学校だけで英語を学んできたお子さん
🗯️「英語って楽しいだけじゃないの!?」
→ 中学に入ってからの「お勉強感」に戸惑い、やる気を失いやすい。
🔎 備え方:小学生のうちから、読む・書くの練習も意識して、学習の切り替えに備える。
パターン②:学校以外で、フォニックスやスピーキング中心で学んできたお子さん
🗯️「話せる・文字を読めるのにテストで点が取れない…」
→ スペリング、文法や文法用語が苦手で、点数につながらない。
🔎 備え方:小学生のうちから、文法を意識した学習も併用し、文法用語にも慣れておく。
パターン③:学校以外で、しっかりバランスよく学んできたお子さん
🗯️「簡単すぎてつまらない」→そのまま油断…
→ 難しくなってきたときに対応できず、逆に落ちこぼれてしまうリスクも。
🔎 備え方:中学校の英語の授業をどのように活用するかをあらかじめ知って、学んでおく。
子ども自身が「中学でどうなるか」を知っておくことが大切
親や先生だけでなく、子どもたちも「中学で英語がどうなるか」を知っておくと心構えができます。
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「中学ではこういう英語が始まるよ」
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「だから今、こういう練習しておくと安心だよ」
といった情報を子ども自身に伝えておくことで、気持ちの準備ができ、壁にぶつかっても冷静に対応できます。
小学生のうちにできる3つの備え
小学校のうちから、こんなことを意識しておくと、中学英語への移行がスムーズです。
✅ 1. 文法の導入
無理なく文法や文法用語に触れる機会を作ることで、「教科」への移行がスムーズに。
✅ 2. 読む・書くの練習も取り入れる
音だけでなく、フォニックスも活用して「文字で理解する英語」に慣れておく。
✅ 3.「中学校の英語とは」を共有する
未来の学習像を知っておくことで、不安が安心に変わる。
まとめ:中1の「英語の壁」は誰にでもある。だからこそ備えましょう
「うちの子は英語が得意だから大丈夫」
「まだ小学生だから、そこまでは…」
――そんなふうに思っているご家庭ほど、中1の壁に衝撃を受けてしまうかもしれません。
でも、知っておけば防げる壁です。
今日から、ちょっとだけ意識してみてください。
お子さんのこれまでのさまざまな頑張りを、中学生以降も生かしていくために。
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