子どもの発想力を大切にする「生きた英語レッスン」とは
こんにちは!後悔しない小学生英語、中目黒スマイル英語教室の田中彩子です。
今日は、中目黒スマイル英語教室で大切にしている考え方、「レッスンは生きている」というテーマについてお話しします。
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レッスンプランはゴールの設計から
私は、英語のレッスンプランをつくるときに、まず「子どもたちに何をできるようになってほしいか」というレッスンのゴールを決めて、そこからレッスンの内容をしっかり設計します。
このゴールに向かってレッスンを進めるのですが、実はここからが本当に面白いんです。
レッスンは生きている
英語のレッスンは、ただ計画通りに進めればよい、というものではないと考えています。
その場にいる子どもたちの性格、当日の気分、最近経験したこと、誰かのふとした発言。
こういったことから、思いがけない展開が生まれることがよくあります。
まるで生き物のように、レッスンはその瞬間ごとにかたちを変えていくんです。
エピソード:数えられる名詞・数えられない名詞
たとえば、「数えられる名詞・数えられない名詞」を教えるレッスンをしたときのことです。
可算名詞・不可算名詞という概念を、子どもたちにわかりやすいように導入していきます。
調味料を調べよう!
あるクラスでは、最初のレッスンの翌週、ひとりの生徒さんが、自宅のキッチンの調味料をたくさん調べてきてくれました。
「これは全部数えられないものでいいのかな?」と質問してくれたのです。
その姿にクラスのみんなも興味津々!
そこで、このクラスの翌週に向けた宿題として「おうちのキッチンの調味料を調べてこよう!」と提案し、次の週はみんなで調べたものを発表するレッスンに発展しました。
子どもたちは、英語の文法を「自分ごと」としてとらえることができました。
絵を描いてみよう!
別のクラスでは、数えられる名詞と数えられない名詞の絵を描いていたところ、子どもたちがお絵かきに夢中になったため、「じゃあ、数えられるものと数えられないものの絵をたくさん描いてみよう!」というアクティビティに変更。
どちらかわからないものや、場合によって変わるものは、その都度指導しながら、みんなで絵を通じて楽しく学びました。
「英語の文法」というと、難しいことだと大人は考えがちですが、「お絵かき」が「文法学習」になることも、十分に可能なのです!
もっと難しいことを学ぼう!
とある、探究心が旺盛な生徒さんがいるクラス。
牛乳は数えられない名詞であることを伝えていたら、とある生徒さんが、「じゃあ、1パックとか2パックとか、数えられないの?買いたいときなんて言えばいいの?」と質問してきたこともありました。
私は、「牛乳は数えられないけれど、パックやグラスのような容器は数えられるんだよ」と伝え、この話を面白がってくれた子どもたちに、さらなる高度な学びを提供することができました。
子どもたちが自分の興味関心に沿って、自然に、より難しい文法にたどりついたのです。
レッスンのゴールは「柔軟に」たどり着く
このように、同じゴールを設定したレッスンでも、クラスやメンバーによって、毎回、展開はさまざまです。
もちろん、最初に立てた学習のゴールはしっかり意識しています。
でも、そこに向かう道のりは、子どもたちの反応や発言によって、どんどん面白く変わっていきます。
ゴールは意識して、そこに収束するように努めながらも、子どもたちの興味関心やグループでの相乗効果を大切にして、学べる場を提供する。
それこそが、子どもたちの「学びの瞬間」を逃さない柔軟さであり、個人教室だからこそ実現できることだと考えています。
こうした学びを楽しめる最適の時期は小学生!
こうした学びを堪能できる時期としては、やはり、小学生が最適です。
たくさん考え、たくさん楽しみ、たくさんの本当に役立つ学びに触れる。
それをご提供できる場でありたいと常に願っています。
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