小学生は体で覚える!英語の音感を育てる学び方
今回は、小学生だからこそできる英語の学び方として、
「体を使って英語の音感を育てる」というテーマでお伝えします。
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小学生の英語学習で大切なこと
小学生の英語学習で、とても大きなカギになるのが、
英語の音やリズムを、頭ではなく体で覚えることです。
これは「特別な才能」ではなく、
小学生の発達段階そのものに、とても合った方法です。
小学生は、
- じっと座って考えるより
- 動きながらのほうが、記憶に残りやすい
こんな特性があります。
これをそのまま、英語学習に使うのが効果的です。

英単語は「強さ」を体で覚える
たとえば、英単語。
英語は、
「どこを強く言うか」で、音の印象が大きく変わります。
📌 table (taが強い)
📌 banana(真ん中のnaが強い)
強く言うところで、
手を叩いたり、体を動かしたりすると、
音の強弱が体の感覚として残ります。

「覚えよう」としなくても、
自然と口から出てくるようになります。
英文はリズムで覚える ― Jazz Chants
英文に関しても同じです。
英語は、一語ずつ区切るよりも、
リズムの流れで理解される言語です。
そこで使われるのが、
Jazz Chants(ジャズ・チャンツ)です。
一定のリズムに合わせて、
手拍子をしながら声に出します。
たとえば、こちらの文
He likes to eat pizza.
これを、「likes」「eat」「pizza」で手をたたきながら、
英語のリズムを学びます。

大切なのは、
全部の単語でたたかないこと。
- 意味を支える単語
- 強く発音される単語
だけを選んで、体でリズムを作ります。
体で覚えるから、あとにつながる
このように手をたたきながら声に出すことで、
- 英語のリズム
- 文のまとまり
- どこが大事か
が、同時に体に入ってきます。
「正しく読もう」とするより、
気持ちよく言えることを優先します。
文の意味や形を確認しつつも、
それ以上に、
体でリズムをつかむことを大切にします。
フォニックス・文法とつながる学びへ
こうした学びはもちろん、フォニックスや文法と併せて実施することで、
単に英語の音感を育てるだけでなく、
「聞いた音」と「見た文字」
「使われ方」までが一本につながった英語として定着していきます。
小学生のうちに、
体で感じた音と、
フォニックスや文法で理解したルールが結びつくことで、
その後のリスニングやスピーキングにも、
大きな土台が築かれていきます。

まとめ
英語の音感は、
耳だけで育てるものではありません。
体を使って、
リズムに乗せて、
楽しみながら身につける。
これが、
小学生の英語学習にとても合った方法です。
教室では、こうした「体感」を大切にした学びを、
日々のレッスンの中で取り入れています。
ご家庭でも実践できると思いますので、
ぜひ試してみてくださいね。



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