中学校で英語のスペルで困らないために

お知らせ

小学生のうちに育てたい「見なくても書ける力」

小学校で英語が教科化されて以来、当然ながら、子どもたちは以前よりも多くの英語に触れるようになっています。

近隣の学校の授業参観などに行くと、小学校の英語の授業のなかで、英語を聞くこと、真似して言うこと、大まかな意味をつかむことなどは、少しずつ定着してきているようです。

一方で、子どもたちの様子を詳しく見ていると、別の課題も見えてきます。

それは、英語の単語を「見ればわかる」子は多くても、「何も見ないで自分で書ける」子は決して多くないということです。

「読めるけれど書けない」
「聞いたらわかるけれど、スペルはまったく出てこない」
「教科書を見れば書けるけれど、見ないと書けない」
「書こうとするとローマ字になってしまう」

こうした状態のまま中学校に進むと、英語学習が急に苦しくなることが多いです。

この記事では、なぜ小学生のうちからスペリングを意識することが大切なのか、そして当教室ではどのようにその力を育てているのかをお伝えします。

多くの英語に触れる小学校英語

現在の小学校英語では、子どもたちは多くの英単語や表現に触れています。学習指導要領では、小学校で600〜700語程度に触れることが示されており、中学校の英語は、こうした既習内容をある程度前提にしながら進んでいくことになります。

もちろん、小学校では英語に親しむことが大切です。
英語を聞くこと、言ってみること、やり取りを楽しむことは、とても大事な土台です。

ただ、中学校に入ると、そこに一気に「書く」という力が求められるようになります。

  • 単語を書く

  • 文を書く

  • テストで正確に書く

  • ノートに自分で書く

  • 思い出して書く

ここで初めて、子どもたちは気づきます。

「知っているつもりだったけれど…あれ?書けない」
「見ればわかるけれど、自力では書けない」

覚えなければならないスペリングが多すぎて、大変!と感じてしまうケースも多いです。

これが、中学英語の最初のつまずきになり、また、スペリングを間違えて試験で失点するので、英語を「めんどうくさい」「嫌い」と感じる子どもたちも増えています。

「見れば書ける」と「見ないで書ける」は、違う力

子どもたちは、どうしても「知っている」と「書ける」を同じように感じてしまうことがあります。

単語を見れば意味がわかる。読める。聞けば反応できる。
そういう子はたくさんいます。

でも、いざ何も見ずに書こうとすると、手が止まってしまうことも。

よくあるつまずき

  • 最初の文字は合っているけれど、その先が続かない

  • 音はわかるのに、文字の並びがわからない

  • 似たようなつづりで書いてしまう

  • 何度見ても、いざ書くと間違えてしまう

これは、その子が努力不足だからではありません。
「見て理解する力」と「自分で再現して書く力」は別の力だからです。

漢字でも、読めるけれど書けない字があります。英語のスペリングもそれと全く同じです。
読むこと、聞くことだけでは育ちにくい部分があり、書けるようになるためには、それに合った練習が必要です。

でも、なぜか、「漢字は練習して書けるけれど、英単語は練習しないので書けない」という子どもたちも多いのです。

中学入学後に急に困る子が多い理由

小学校では、英語は比較的前向きに取り組める子が多いです。音や会話を中心に、楽しく英語に接していきます。

ところが中学校に入ると、英語は一気に「書く教科」にも発展していきます。
すると、それまで見えにくかった苦手さが表に出てきます。

こんな形で困りやすくなります

  • 単語テストになると点が取れない

  • 覚えたつもりでも書けない

  • 英作文で単語のスペルがわからず、文が作れない

  • 書くことに時間がかかりすぎる

  • 英語そのものに苦手意識を持ちやすくなる

中学校の先生方は、小学校で学んだ内容をある程度既習として扱わざるをえません。
だからこそ、子どもたちの側に「少しでも書ける準備」があるかどうかが、とても大きく影響します。

小学校でも、意識されつつある課題

最近では、小学校でも「中学校に入ってからスペルで苦労する子が多い」ということが少しずつ認識されてきています。

6年生の終わりごろになって、中学校の教科書の一部を使いながら、スペリング練習にふれる取り組みをしている公立小学校もあります。

これは、小学校で多くの語にふれる一方で、「書く」準備が十分とは言えない現実の表れとも言えるでしょう。小学校英語では文字や語、基本的な文構造にもふれますが、中心はあくまで意味のある文脈でのコミュニケーションです。

ただ、ここで考えたいことがあります。

最後に急にやるほど負担が大きい

スペリングは、漢字の練習と似ています。

それまで「見てわかる」中心で進んできたものを、6年生の終わりになって急に「今度は全部書けるようにしよう」となると、子どもにとってはかなり大きな負担になります。

学校英語だけの学習では、なぜ負担が大きいのか

  • 音と文字のつながりがまだ十分に整理されていない

  • 単語を覚える方法が身についていない

  • つづりのルールに気づく前に丸暗記になりやすい

  • 書く量が急に増えて、英語が苦しいものになりやすい

英語のスペルは、「一気に詰め込む」よりも、少しずつ慣れながら積み上げるほうがずっと自然です。

フォニックスを学びながら書けるようにしていくのが理想

だからこそ大切なのは、早いうちから少しずつ準備をしていくことです。

英語の音と文字のつながりを意識しながら、フォニックスも学びつつ、「読める」「聞ける」だけで終わらず、「書ける」に近づけていくことが望ましいと考えています。

少しずつ育てたい力

  • 音を聞いて、つづりをある程度想像できる力

  • よく出る単語を、見ないで書ける力

  • 覚えた単語を、文の中で使える力

  • 発音とスペルを切り離さずに身につける力

この土台があると、中学校に入ってからの英語がかなり楽になります。反対に、この部分が弱いままだと、「知っているはずなのに書けない」という壁に何度もぶつかることになります。

中目黒スマイル英語教室の特徴

当教室では、以前からこの点を大切にし、低学年のうちから英語の音と文字の関係を意識したレッスンを行ってきました。

ただ英語を聞いて終わるのではなく、
ただ意味がわかって終わるのでもなく、
ライティングに関しては、
少しずつ「自分で書ける」方向へつなげていくこと
を意識しています。

もちろん、小学生の段階で完璧なスペリングを求めるわけではありません。
けれども、中学校で急に困らないためには、早いうちから種まきをしておくことが大切です。

さらなる学びの時間「スペリング強化演習」

このように、既に低学年のうちから英語のスペリングの大切さを重視している教室ではありますが、今年度は高学年クラスで、子どもたちが中学入学後に苦労しないように、スペリング強化演習を取り入れています。

短時間ではありますが、ポイントをしぼって継続することで、子どもたちが少しずつ「見ないで書ける」感覚を育てられるようにしています。

単語をただ覚えるだけではなく、
音を確かめ、
実際に書き、
さらにその単語をどう使うかまで意識する。

この流れを短い時間でも積み重ねることで、中学英語につながる土台を作っていきます。

来年度も継続します!

中学校に入ってから英語のスペルで苦労しないためには、6年生の終わりに急いで対策するよりも、その前から少しずつ意識して慣れていくことがとても大切です。

そのため、来年度もこの取り組みを継続して行う予定です。

英語を「なんとなくわかる」で終わらせず、
「見れば書ける」から、「見なくても書ける」へ。
その一歩を、今のうちから丁寧に育てていきたいと考えています。

通常レッスン後に行う「スペリング強化演習」

来年度も、通常レッスン後の10分を使って、スペリング強化演習を行います。

この時間は、中学英語への橋渡しを意識しながら、スペルに特化して取り組む貴重な時間です。

スペリングブリッジ

小学校英語から中学英語へ。

中学校で「英語を書くこと」に困らないための、短時間集中のスペル強化の時間です。

  • スペリング練習

  • 発音復習・練習

  • 単語の使い方練習

頻出単語を、教科書やお手本を見て書くのではなく、何も見ないで自分の力で書けることを目指していきます。

子どもたちは、「英語のスペルは漢字と同じで練習が大切」ということを実感できるようになります。

中目黒スマイル英語教室を選んでくださった生徒さんに、さらに充実した学びの時間をお届けできることを、楽しみにしています!

コメント

error: Content is protected !!