学校の英語が簡単すぎる子へ|退屈な授業を力に変える方法

英語学習

 

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学校の英語が簡単すぎる!

4月になり、お子さんたちが進学・進級されたご家庭も多いと思います。

私の教室でも、生徒さんたちはそれぞれ新しい学校、新しい学年になり、不安と期待が入り混じった様子でレッスンに来てくれています。

今年度は、3月まで小学6年生で、4月から中学1年生になった新中1の生徒さんたちが、私の教室では多くいます。

その生徒さんたちに、

「学校での英語はどう?」

と聞くと、

💭「簡単」
💭「全部知っていることで退屈」
💭「ちょっとつまらない」

そんな答えが返ってくることがあります。

この言葉だけ聞くと、少し心配になる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

「せっかく英語を頑張ってきたのに、学校の英語でやる気をなくしてしまうのでは」
「授業を軽く見るようになってしまわないだろうか」
「このままで大丈夫なのかな」

そう感じることもあると思います。

でも、英語講師としては、これはある意味ではとても嬉しい悩みでもあります。

学校の英語が「簡単」と感じられるということは、それまでに英語をきちんと積み重ねてきた証だからです。

小学生のうちに、フォニックスや英文法、語彙、読む力、聞く力などを少しずつ育ててきた子どもたち。


だからこそ、中学に入ったときに、

💭「あ、これは知っている」
💭「難しくない」

と感じられるのです。

これは、決して悪いことではありません。

むしろ、ここまで頑張ってきたお子さんだからこそ出てくる、少し贅沢な悩みだと思います。

ただし、だからといって、

💭「退屈だから授業中は寝てしまおう」
💭「暇だから別のことをしよう」
💭「その時間に塾の宿題を終わらせよう」

ということをするために、早くから英語を学んできたわけではないはずです。

学校の英語が簡単に感じられることは、これまでの努力の成果です。

でも、その時間をどう使うかによって、そこからさらに伸びる子と、そこで少し止まってしまう子に分かれていくようにも感じます。

では、学校の英語が簡単すぎる、退屈だと感じるとき、その時間をどのように有効活用すればよいのでしょうか。

最近、私はそのことを「英語学習の処方箋」として、生徒さんたちと一緒に考えています。


学校英語を軽く見るのではなく、活用する

まず、誤解のないようにお伝えしたいのですが、学校の英語が簡単に感じるからといって、学校英語に意味がないということではありません。

学校の授業には、学校の授業としての大切な役割があります。

クラス全体で基礎を確認すること。
英語が得意な子も、これから頑張る子も、同じ土台に立てるようにすること。
中学英語の入口で、基本的な表現や語順を丁寧に扱うこと。

これはとても大切なことです。

ですから、英語が得意なお子さんに伝えたいのは、

✅「学校の英語は簡単だから意味がない」
ではなく、

「学校の英語を、自分なりにどう活用するか」

という視点です。

同じ授業を受けていても、受け身で聞いているだけなら退屈に感じるかもしれません。

でも、自分の中で課題を持って取り組めば、簡単に見える内容も、自分を伸ばす材料になります。

学校英語は、英語が苦手な子だけのものではありません。

英語が得意な子にとっても、使い方次第で、基礎を磨き直すとてもよい時間になります。


学校英語が簡単な子に、まず考えてほしいこと

グループレッスンの生徒さんにも、個人レッスンの生徒さんにも、同じように伝えていることがあります。

それは、

今、学校の授業で扱われている範囲の英語を、本当に完璧に理解して、自分でアウトプットできるのか

ということです。

ただ「知っている」だけではなく、

✅ 自分で正しく使えるのか
✅ 書けるのか
✅ 話せるのか
✅ あらゆる方向に展開できるのか

そこを自分に問いかけてみてほしいのです。

たとえば、小学6年生の時点で英検3級程度の英語学習がすでに完成しているお子さんであれば、中学1年生の最初の英語の授業は、

💭「簡単」
💭「つまらない」
💭「全部知っている」

と感じるかもしれません。

でも、そこで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。

✅ 本当に自分はすべてを理解しているのか
✅ 今やっている単語や表現を、すべて正しくスペルできるのか
✅ 発音は完璧にできるのか
✅ フォニックスのルールを理解したうえで、スペリングや発音ができているのか

「知っている」という感覚は、とても大切です。

でも、英語では、

知っていること

正しく使えること

の間に、思っている以上に大きな差があります。

聞けばわかる。
見れば意味がわかる。
選択肢があれば選べる。

ここまではできても、

自分で正しく書けるか。
発音できるか。
別の文に変えられるか。
文法的に説明できるか。

となると、意外とあやふやな部分が出てくることがあります。

さらに、学校で扱っている内容を、自分がこれまで学んできた文法を使って展開できるのか。

✅ 書けるのか
✅ 話せるのか
✅ 別の形に変えられるのか

まずは、こうしたことを考えてもらっています。


「できる」と思っていても、実は穴が見つかる

ここまで考えてみるだけでも、英語がかなりできるお子さんであっても、自分の苦手な部分が見えてきます。

これが、自分の中にある「穴」です。

たとえば、

🔎 スペリングが思ったほど完璧ではなかった
🔎 発音がきれいにできていなかった
🔎 フォニックスのルールを少し勘違いしていた
🔎 以前習ったルールを忘れてしまっていた

こういうことは、実際によくあります。

英語が得意な子ほど、全体としてはよくできています。

だからこそ、細かい穴が見えにくいことがあります。

本人も、周りの大人も、

「この子は英語ができるから大丈夫」

と思ってしまいやすいのです。

でも、できる子だからこそ、細かい部分を丁寧に整えていくと、そこからさらに大きく伸びます

たとえば、「英検3級はもう合格した」というお子さんなら、学校で出てきているような簡単な文を、

📘 現在形
📘 過去形
📘 未来形
📘 現在進行形
📘 現在完了形
📘 受動態

などにすぐ変えられるか。

さらに、それぞれを、

📘 肯定文
📘 否定文
📘 疑問文

にできるか。

品詞はすべて理解しているか。

ここまで聞かれると、なかなか「全部できます」とは言えないお子さんも多いのです。

たとえば、簡単な現在形の文でも、

「過去形にしたら?」
「疑問文にしたら?」
「主語を三人称単数にしたら?」
「同じ意味を別の言い方で表したら?」
「この単語の品詞は?」

と聞いていくと、ポロポロと小さな穴が見えてきます。

これは、できていないことを責めるためではありません。

むしろ、次に伸びる場所を見つけるための、とても大切な作業です。

つまり、学校の英語が簡単に見えていても、実はそこには、自分の弱点を確認するチャンスがたくさんあります。


学校の授業を「自分の穴を埋める時間」にする

そこで私は、生徒さんたちにこう提案しています。

自分の穴を埋める場所として、学校の英語の授業を使ってみてはどうでしょうか。

もちろん、学校の先生に失礼にならないように、授業にはきちんと取り組むことが大前提です。

ここは、とても大切です。

学校の授業中に、自分勝手に別の勉強をするという意味ではありません。

先生の話を聞かない。
授業に参加しない。
周りの友達を見下す。
「そんなの知ってる」と態度に出す。

これは、英語力以前の問題として、あまり良い学び方ではありません。

でも、先生の授業をきちんと受けながら、その中で自分なりの課題を持つことはできます。

もし学校の授業が簡単だと感じているのであれば、自分で自分に少し負荷をかけることはできます。

学校の授業をきちんと受けながら、頭の中では少し別の作業をする。

たとえば、

✏️ 今出てきた単語を正しくスペルできるか確認する
✏️ 発音をフォニックスのルールとつなげて考える
✏️ 出てきた文を別の時制に変えてみる
✏️ 肯定文を否定文や疑問文に変えてみる
✏️ 品詞を確認する
✏️ 文法の復習をする

時間が余るのであれば、追加でスペリングの練習をしたり、文法の復習をしたりするのもよいと思います。

このようなかたちであれば、学校の先生にも失礼になりませんし、自分のためにもなります。

「暇だな」と思って終わるのではなく、その時間を自分の英語力を高めるために使うことができます。

学校の英語を下に見るのではなく、学校の英語を土台として、自分の学びを一段深くする

この意識がとても大切だと思います。


実際にやってみると、意外と大変

実際にこの方法で、学校の英語の授業の時間の使い方を工夫してもらったところ、生徒さんたちからはこんな声がありました。

💭「結構大変だった」

💭「自分の穴を埋めるのに時間がかかった」

💭「授業を受けながらそれをやることで、力がついたように思う」

これはとてもよい反応だと思っています。

なぜなら、「簡単すぎる」と思っていた時間が、実は自分に負荷をかける時間に変わったということだからです。

退屈だった時間が、トレーニングの時間になる。

これは、英語が得意な子にとって、とても大きな変化です。

また、

💭「学校の内容は全部わかっていると思っていたけれど、時々知らないことを先生が教えてくれた」

という生徒さんもいました。

学校によっては、発音記号をきちんと教えてくださる学校の先生もいらっしゃるようです。

ある生徒さんは、

💭「発音記号は今までそこまできちんとは知らなかったので、この機会にフォニックスの復習をしながら、発音記号をマスターすることにした」

と言っていました。

前向きで良い方向だと思います。

「学校の英語は全部知っている」と思っていると、新しい学びを見落としてしまいます。

でも、

「何か学べることはないかな」
「自分の穴を見つけられないかな」
「今の内容を、もっと深く理解できないかな」

という姿勢で授業を受けると、同じ時間でも見え方が変わります。

学校の英語が簡単だと思っていても、実はそこから学べることはあります。

大切なのは、「もう知っている」と言って、可能性を否定してしまわないことです。


さらに英語ができる子は、難しい表現に言い換えてみる

英検3級よりもさらに英語ができるお子さんや、学校英語にかなり余裕があるお子さんであれば、もう少し負荷をかけることもできます。

たとえば、今学校で学んでいる内容を、自分の知っている少し難しい語彙や表現を使って言い換えてみる。

✅ 簡単な文を、少し長い文にしてみる
✅ 別の表現で書き直してみる
✅ 頭の中で、より自然な英語に変えてみる
✅ 自分ならどう言うかを考えてみる

たとえば、とても簡単な文が出てきたときに、

「理由をつけた文にしたら?」
「もっと難しい表現にすると?」
「似ている言葉や反対語はあるかな?」
「もっと自然な表現にしたら?」

などと考えてみることができます。

学校で扱っている文が短くても、そこから自分で広げることはできます。

この方法なら、現時点でかなり英語ができるお子さんにとっても、学校の英語の時間がチャレンジングなものになります。

学校の授業内容そのものが簡単でも、そこに自分なりの課題を加えれば、学びの深さは変わります。


「簡単すぎる」は、英語講師として嬉しい悩み

改めて、学校の英語が簡単すぎるという悩みは、ある意味ではとても贅沢な悩みです。

英語がまったくわからなくて困っているのではなく、
これまでの積み重ねがあるからこそ、今の内容が簡単に感じられている。

これは、英語講師としては嬉しいことでもあります。

「ああ、ここまで育ってきたんだな」
「小学生のうちに積み重ねてきたことが、中学で生きているんだな」

と感じます。

ただ、そこで止まってしまうのは、もったいないのです。

できる子には、できる子なりの次の課題があります。

英語が苦手な子は、まず理解することが大切です。
英語が得意な子は、理解したことをさらに正確に、深く、自由に使えるようにすることが大切です。

同じ学校の授業でも、自分のレベルによって自分の課題は変えられます。

だからこそ、「簡単すぎる」という悩みは、見方を変えれば、

✅ 次のステージに進む準備ができている
✅ 自分で負荷をかける練習ができる
✅ 英語をより深く学ぶチャンスがある

ということでもあります。


できるようになったことを認める。でも、そこで止まらない

生徒さんの今の英語レベルや、学校での英語の学習段階にかかわらず、私がすべての生徒さんに伝えたいことがあります。

それは、

今まで自分ができるようになったことを、自分で認めて、誇りを持ってほしい

ということです。

学校の英語が簡単に感じるのは、これまで努力してきた成果です。

初めて英語を学ぶわけではないからこそ、学校の英語が「できる」と感じる。

それは素晴らしいことです。

でも同時に、

さらに上を目指していく姿勢を忘れないでほしい

とも思っています。

そのためには、自分ができることだけでなく、できないことにも目を向ける必要があります。

自分に足りないところを見るのは、時として簡単なことではありません。
少しつらく感じることもあると思います。

特に、英語が得意な子ほど、自分の弱点を見ることに慣れていない場合があります。

でも、それを続けられる人が、最終的には本当に力を伸ばしていきます。

「できる自分」を大切にしながら、
「まだできないこと」にも向き合う。

その両方が大切だと思います。


英語学習は、人との戦いではなく「自分へのチャレンジ」

学校の英語が簡単だと感じるとき、つい周りと比べてしまうこともあるかもしれません。

でも、英語学習は本来、人と戦うものではないと思います。

大切なのは、自分との戦いです。

✅ 昨日の自分より、少し正確に書けるようになる
✅ 前よりも発音を意識できるようになる
✅ 簡単な文を、少し難しい文に変えられるようになる
✅ わかったつもりの文法を、もう一度きちんと説明できるようになる

そうした一つひとつが、自分へのチャレンジです。

💭「学校の英語は簡単」
💭「ちょっとつまらない」
💭「退屈」
💭「暇」

そう感じている中学生、そして小学生の皆さんにも、ぜひ学校の英語の時間を少し工夫して使ってみてほしいと思います。


学校の英語が簡単な子ほど、伸びる余地がある

学校の英語が簡単に感じられる子は、すでに積み重ねてきたものがあります。

だからこそ、その時間をただ退屈なものにしてしまうのは、もったいないことです。

✅ 「知っている」で終わらせず、
本当に使えるかな? と考えてみる。

✅ 「簡単」で終わらせず、
もっと難しく言い換えられるかな? と挑戦してみる。

✅ 「暇」で終わらせず、
自分の穴を埋める時間にしよう と考えてみる。

そうすることで、学校の英語の時間は、自分の英語力をさらに高める時間に変わります。

学校英語を退屈なものとして終わらせるのではなく、
自分を伸ばすための土台として使う。

それができるようになると、英語学習はさらに面白くなっていきます。


英語学習に関するご相談について

中目黒スマイル英語教室では、英語学習に悩みを抱えるお子さん、また保護者の方に向けて、無料でZoom面談を行っています。

お子さんの英語学習について、

✅ 今の学習でよいのか
✅ 学校英語との付き合い方をどう考えればよいのか
✅ 中学英語に向けて何を準備すればよいのか
✅ 英語経験がある子の次のステップは何か

このようなお悩みがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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