「語りかけ育児」って聞いたことがありますか?
イギリスで大反響をよんだ『Baby Talk』をもとに日本版の『「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~ 「語りかけ」育児』が出版され、こちらも日本でベストセラーになりました。
よく言われる「語りかけ育児」はこの本から来ています。
赤ちゃんとのかかわり方に迷うパパ・ママ、幼児の言葉の発達に悩むパパ・ママにピッタリの1冊なんですよ。

分厚いけど長~く使える良書です
この記事を読めば次のことが分かります。
・『0歳~4歳 語りかけ育児の本』のメリット・デメリット
・『0歳~4歳 語りかけ育児の本』をゆるく実践した筆者と娘の効果
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』の概要
本の正式名称は、『「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~ 「語りかけ」育児』なのですが、長いのでこの記事では『0歳~4歳 語りかけ育児の本』と呼ばせていただきますね。
本を読めば、生後〇ヶ月ごとのその時々の、
- 言葉の発達や赤ちゃんの様子
- 語りかけ育児の進め方
- おすすめのあそび
を知ることができます。
言葉の発達や赤ちゃんの様子
たとえば、1歳2ヶ月~1歳3ヶ月の章を見てみます。
・1歳4ヶ月までには喃語がまわりの言葉(母国語)の音になる過程が完成する
・舌の前方で作るtやdの音、唇を丸めて閉じるb、軽く閉じるpの音も出せる
・赤ちゃんの「したい」をかなえてあげることが大切

ちょっと先のページを読めば、次はこんな発達段階なのか~ということを知ることができます♪
語りかけ育児の進め方
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』が手元にあると、月齢に合った語りかけ育児のやり方が分かります。
たとえば1歳~1歳3ヶ月の場合は、
・部屋の環境(静かな環境、おもちゃなど)
・話し方(赤ちゃんが注意を向けているものを中心に話す)
・赤ちゃんが聞き取りやすいように短く簡単な文でゆっくり話す
・「ダメ」などの否定的な言葉は避ける
・「おばあちゃんに言ってごらん」など、言わせるのは避ける

どうしてこれをした方が良いのか、しない方が良いのかそれぞれのアドバイスについての理由も一緒に記載してあるので理解しやすいです!
おすすめのあそび
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』を読めば、月齢に合った発達を促す遊びも知れます。
たとえば1歳~1歳3ヶ月までの赤ちゃんだと、
・ごっこ遊び(コップを飲むふりなど)
・コンピュータはまだ与えない
・ペグ(短い棒)とハンマーのおもちゃ
・大きなクレヨン
・形合わせ
・料理器具

赤ちゃんを刺激できる遊びが知れて嬉しい
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』のメリット・デメリット
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』のメリット・デメリットを考えました。
まずはメリットから。
メリット① 月齢・年齢ごとの目安が分かる
本自体は530ページもあって、かなり分厚いんですけど、一気に全部を読む必要はありません。
家に置いておいて、子供の月齢のところを読む感じ。
「3ヶ月頃の赤ちゃんにはこう接したらいいよ」「こういう言葉を発するよ」などが分かりやすく載っています。
月齢ごとの言葉の発達ぐあいや様子を知る目安になります。
メリット② 月齢・年齢ごとのおススメのあそびが分かる
時期に合わせた成長を促す遊び・おもちゃのアドバイスや手作りおもちゃのアイディアが載っています。
娘が2歳になる今でも、参考になります。
メリット③ たくさんの具体例があって分かりやすい
本の著者は専門家で、多くの家庭から相談を受けて色々なケースを見て解決してきたプロです。
・4歳になっても言葉を話さなかった子供のケース
・パパとママの母語が違う子供のケース
などなど、実際にあった例がたくさん載っていて勉強になります。

番外編コラムみたいな感じで載ってるよ
デメリット① 「お母さんと赤ちゃん」前提で「お父さん」があまり出てこないのがストレス
「お母さんと赤ちゃん」のコミュニケーションが前提になっていて、パパが読んでいると違和感を感じるという口コミもみかけました。
気になる人は、「お母さん」の個所は、「お母さんとお父さん」と頭の中で置き換えながら読んでも大丈夫な内容です。

うちのパパは違和感なく読んでるみたい
デメリット② 本の月齢より発達が遅いと感じると不安になる
育児書を読むとありがちなのですが、自分の子供と比較して、できていないところばかり気になってしまうということもあります。
これができてないけど、大丈夫かな・・・と。言葉の発達は、個人差はあるということは大前提なので比較して心配しすぎないでくださいね。
ちなみに、特に気になる状態は各年齢の最後に書かれていて、当てはまるなら病院の受診をとあります。
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』をゆるく実践した筆者と娘2歳半の効果
我が家が『0歳~4歳 語りかけ育児の本』から取り入れたことは、以下のような感じ。
・「毎日30分間、静かな場所で話しかける」は特に意識していないけれど1日30分間は話していると思われる
・たくさん絵本を読む
・テレビはそれほど積極的にみせない(ほぼ0時間/日、多くて1時間/日くらい)
・本で紹介される遊びを月齢ごとに参考にする
・英語の音も低月齢から聞かせる
バイリンガルの家庭の赤ちゃんはどちらの音も聞こえると本にも書かれていましたが、英語の音も、どんどん聞かせました。
関連記事>>>英語は何歳から?赤ちゃんから始めた方がいいか問題のこたえ(実体験)
その結果、周囲からは

この月齢なのにこんなにしゃべれるんだね

英語、どうやって勉強したの・・・?
と驚かれます。
その一方で、『0~4歳 語りかけ育児の本』通りにできなかったこともあります。
・「おばあちゃんにも言ってみて」など、指示をする
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』はこんな人におすすめ
『0歳~4歳 語りかけ育児の本』がぴったりの人を考えてみました。
- 妊娠中の人
- 子供の言葉の発達が気になる人
- 月齢に合った遊びを知りたい人
まず、妊娠中の人におすすめしたいのは、『0歳~4歳 語りかけ育児の本』は0ヶ月目から使えるから!
更に、0ヶ月目って、こんな本を読んでいる余裕があまりなかったりもするんです(笑)
なので、妊娠中のゆっくりした気持ちの時に、この本を読んで赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみなものにするのって素敵だと思います♪
また、子供の言葉の発達が気になる人にもおすすめ。
どのように改善していけばいいかが分かります。
さいごは、月齢に合った遊びを知りたい人!
赤ちゃんは遊びの中での学びがたくさんあります。「この時はこういう時期だからこのあそびがおすすめ」ということが論理だてて書いてありますよ。
語りかけ育児の方法がわかる本レビューまとめ
今回は、『「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~ 「語りかけ」育児』についてレビューしました。
読んで実践していくことで、子供とのコミュニケーションがもっともっと楽しくなりますよ。
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