マイプロフィール
現在の私は、今と未来を生きる子どもたちが
必要としている究極の英語教育を行う
中目黒スマイル英語教室で、
毎日子どもたちに英語を教えています。
私が英語教室を始めるまでの、
ちょっとイレギュラーな人生についてご紹介します。
英語との出会いは中学から
私は中目黒で生まれ、
地元の小学校を経て入学した中学で、
初めて英語に出会いました。
最初は英語の文法がわからなくて
英語が嫌いでしたが、
自己流で学んでいるうちに英語の学習が
面白くなってのめりこんでいきました。
高校時代には、親や教師の反対を押し切って
米国留学を決意し、高校 2 年のときに
アメリカのコロラド州に留学しました。
アメリカ留学先で校長に直談判
いきなりアメリカに行って、
日常会話や文化に慣れるまで数か月は苦労の連続でした。
でも、日本とはスケールの違う
アメリカの生活は楽しく、
日本の高校で 1 つ下の学年に復学するのが
嫌になってしまった私。
アメリカの高校の学校長に直談判に行き、
ホストファミリーの協力も得て、
2 年目も同じ 高校に編入できることになりました。
さらに、年度末の6月まで待たずに
1月に「早期卒業」できる
という制度があることを知って、
これができたら日本の大学受験に
現役で間に合うかも?
と楽観的に考えた私は、1月の卒業を目指すことに。
必要な単位取得のために夜間も学校に通い、
ドロップアウトしたシングルマザーの高校生や
ドラッグ使用歴のあるクラスメイトに混じって、
新たなカルチャーショックと刺激を受 けました。
1 月には無事に単位を取得、
高校からは上位5%の成績で表彰されて、
無事に卒業できました。
大学は心理学専攻、アルバイトは英語講師
せっかく 1 月に卒業できたので
とりあえず日本の大学も受験しておこうと、
なめた考えで 2 月に無理やり
一般入試に臨みましたが、当然のように志望校は全滅。
だめだったらアメリカの大学に進学しよう
と思っていたのですが、最後に受験した大学で偶然、
補欠で合格でき、日本に戻って
社会心理学を学ぶことになりました。
心理学の学びは面白かったのですが、
アルバイトで役立ったのは英語力。
家庭教師や企業での社員向けの英語指導を続けて、
大学と並行して通訳学校に通う学費を工面していました。
厳しい訓練を経て通訳の仕事もデビューしましたが、
最終的には、企業で就職する道を選びました。
大手企業勤務から翻訳者へ
日系の総合電機メーカーで半導体の海外営業を続けた後、
外資の化粧品メーカーに転職して
マーケティングを経験しました。
しかし、自分が人生の時間をかけて
やりたいことは見つからず、
その後は翻訳の世界へ。
テレビ局での専属翻訳者を経て、
翻訳会社に転職し、
ありとあらゆる翻訳の仕事に従事し ました。
始発に乗らないと間に合わない早朝の業務から、
徹夜しないと仕上げられない
短納期の仕事まで、激務の連続でした。
のちに東京を離れることになり、
名古屋で育児をしながら、
フリーランス翻訳者として日 英・英日翻訳を続けました。
【シンガポールでの生活】
その後、今度はシンガポールに引っ越すことになり、
当時 2 歳の娘が、現地の幼稚園で
英語を習得する様子を目の当たりにしました。
シンガポールでも翻訳の仕事を続けていましたが、
娘のお友達のママ友を中心に
世界各地の人々と交流を楽しみました。
4年間、とても楽しく充実した日々でした。
仕事を持っていたことと、
英語での生活に困らず現地や世界各国からの
友人に恵まれたことの影響が多かったと思います。
シンガポールの英語は独特で、
慣れるまで少し時間がかかりましたが、
それも面白くて刺激を受けました。
帰国後、子どもの良い英語教室が見つからず、自分で指導することに
生まれたばかりの息子を連れて日本に帰国。
思いがけず再び住むことになった
中目黒で翻訳の仕事を再開しました。
日本での生活立ち上げに忙殺されつつ、
娘の英語維持の場を探していくつものスクールを
見学しましたが、ピンとくるところはありませんでした。
娘に適切な英語教室は見つからず、
結局、私は教材を揃えて、
自分で娘に英語を教えるこ とになりました。
すぐに消えてしまう低年齢の子どもの
英語力維持のために、書籍や文献を読み込み、
試行 錯誤で娘の英語教育を続けました。
翻訳の仕事は忙しく、やりがいを感じていましたが、
毎日パソコンと向き合うのではな く、
人と関わる仕事がしたいと思いが募り始めました。
私は、息子にも、娘と同じように 2 歳になったら
フォニックスを学ばせようと思っていま した。
しかし、息子に良さそうなスクールも見つからず、
結局、私がアルファベットのカードを使って
息子にも英語を教えることに。
あっという間に吸収していく息子を見て、
効果的な英語指導法を学びたくなりました。
翻訳の仕事から英語講師へ
そこで始めたのが、
英語教授法国際資格 TESOL の通信講座。
翻訳の作業後、深夜から明け方までかけて
課題を提出したり、論文を書いて
仕上げたりす る日々でした。
猛勉強をして無事に最高のランクで資格を
取得できた頃には、
私は、「英語を教えること」の面白さに
魅了されていました。
翻訳の仕事を卒業して、
今後は英語指導を自分の一生の仕事に
しようと決めたのです。
この頃の私は、何かにとりつかれたように、
学びと実践をひたすら繰り返していました。
多くのセミナーに通い、
片っ端から教材を購入して比較検討し、
自分にできるベストの英語教育を追求していました。
米国に留学したときのように、
多くの夢と希望が交錯した時期です。
そして、数人の子どもたちを迎えて
自宅で英語教室をスタートしました。
【アドラー心理学との出会い】
同じころ、図書館で出会った
アドラー心理学の本に感銘を受けて、
アドラー心理学の学びも続け、
育児中のお母さんたちに
勇気づけについて伝えることを始めたのです。
また、英語教室で子どもたちに対しても、
アドラー心理学の勇気づけの
精神をもった指導 を心がけました。
子どもたちに英語だけを教えるのではなく、
心理的なアプローチも大切にしながら
指導す ることの大切さを実感した時期です。
英語教室の発展
自宅の英語教室では、未就学児から成人まで、
また英語初心者向けの英語指導から
帰国子女のオールイングリッシュレッスン、
オンラインレッスンと対面レッスン、
英検指導も 5 級から1級まで合格に導くなど、
さまざまな指導を行ってきました。
そのなかで、特に私を必要としているのは、
英語初心者の子どもたちだと感じました。
継続してきた英語指導法の学びや、
メンターとの出会いを経て、
今を生きる日本の子どもたちに、
ほかでは提供できないこだわりの英語学習環境を
ご提供できるようになったと自負しています。
かつての私が、理想の英語教室に
出会えなかったように、
英語をバランスよく学べる
心地よい環境を探して苦労してきた
大勢の保護者さまとも出会いました。
日本で育つ子どもたちが最適の
英語学習ができる場所をつくるため、
日々努力しています。
イレギュラーな人生で学んだこと
ありがとうございます。私の教室がほかにはないユニークな
学びの場である背景には、
私があまり一般的ではない人生を
たどってきた影響もあると思います。
小学校では塾に行くのが嫌で、
自力で中学受験。
大学付属の一貫校から渡米して、
中退する決断。
アメリカの高校に2年目も
無理やり編入した唯一の留学生。
ドロップアウトしていないのに
夜間学校に通った唯一の高校生。
単位をとりまくって早期卒業した
唯一の外国人。
受験勉強なしに大学受験、
英語と論文に助けられ、
ぎりぎりの補欠合格。
小学校は公立、中1~高2までは
大学付属の一貫校、
高2~高3はアメリカの公立高校、
大学は再び私立へ。
公立と私立が見事に半々。
友人の環境もさまざまで、
小学校から一貫私立校に通う人、
苦学生、アメリカの貧困層の
ドロップアウト学生からシンガポールの超富裕層まで。
ブラック企業を含む零細企業から中小企業、
大手企業、日系企業、外資企業、
フリーランス、個人事業主、すべてを経験。
英検は中学で3級、
大学入学前に1級のみ受験して一発合格。
でも小学校も中学校も大学も
志望校に受かったことがなく、試験は苦手。
中学は英語部で部長、日本の高校は美術部で絵を描き、
アメリカの高校は水泳部で冬は髪が凍り、
大学は登山サークルで駅で寝るテント生活。
とりあえずいろいろやってみるので、
陶芸や写真も好き。幼少期から一貫して犬が好き。
置かれた場所でマイノリティであることが
多かった人生ですが、そこから身についた
多様性、柔軟性、多面的なものの考え方、
忍耐力が、世界に羽ばたく子どもたちに
生き抜く力と本物の英語力を伝えられる
教育プログラムの策定と実施に
役立っていると感じます。
これからも、子どもたちの笑顔と成長を励みに、
楽しく教室を続けていきます。
田中彩子
米国コロラド州 Doherty High School 卒
慶應義塾大学卒
日英・英日プロ翻訳者 通訳経験、
英語スピーチコンテスト審査員などの経験も多数
英検1級
TOEIC ベストスコア 980
英語教授法国際資格 TESOL(180hr)A1(最高レベル)
IIEEC-OUP 児童英語教師認定コース修了
アドラー心理学育児講座 SMILE 修了
アドラー心理学ベーシック講座修了
アドラー心理学勇気づけリーダー
キッズレジリエンス講座講師