今年の夏、私の教室でサポートさせていただいた生徒さんが、英語スピーチコンテストに参加し、見事に部門優勝を果たしました🎉。
今日はその体験をもとに、「スピーチコンテストで得られる3つの力」 についてお伝えします。
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体験談:生徒さんの挑戦と優勝
今回は、保護者の方がインターネットで私の教室を見つけてくださり、スピーチサポートの依頼をいただきました。
私はスピーチコンテストの審査員経験もあるので、今回も全力で伴走させていただきました。
夏のスピーチコンテストに向けて、最初は単発レッスンから始まりました。
スピーチを英語で行うことは大変で、原稿作りから練習、発表準備まで多くの工程があります。
原稿を完成させ、覚えて、ただ読むのではなく「聞き手の心に届くスピーチ」に仕上げる必要があります。そのためには、棒読みや早口にならないよう工夫し、表現力を磨くことが欠かせません。
生徒さんは何度も練習を繰り返し、動画を送ってくださったり、教室に通ってくださったりするなかで、毎回確実に前回よりも良くなっていきました。
最初は自信がなさそうだった姿も、最後には堂々としたものに!
発表当日は、本人も楽しそうにスピーチを披露し、聴衆を引き込む見事なプレゼンテーションとなりました。
結果は部門優勝!
私も大変嬉しく、とても感動的な日になりました。
審査基準とスピーチコンテストの仕組み
英語スピーチコンテストは、ただスピーチを聞いて総合点をつけるのではなく、いくつかの観点に分けて採点が行われることがほとんどです。
たとえば、
- 内容:スピーチの内容が明確で、聞き手にしっかりと響く構成になっているかどうか
- 英語力:発音、語彙、文法の正確さ、使う表現の適切さ
- 表現力:声の大きさ、抑揚、スピード、間の取り方、視線、ジェスチャー
こうした多面的な観点で採点されるため、原稿作りや練習の段階から総合的に力を鍛えることが求められます。
私自身の経験から
実は、私自身も中学生のころ英語スピーチコンテストに参加した経験があります。
学校の先生から声をかけられ、何か月も練習を重ねて東京都の大会に出場しました。大勢の前で英語を話すことはとても緊張しましたが、努力の積み重ねで人前に立てた経験は今でも大きな財産になっています。
その経験があるからこそ、生徒さんたちの挑戦や不安な気持ちがよく分かりますし、サポートの大切さも実感しています。
スピーチコンテストで得られる3つの力
1. 英語力
スピーチをするにはまず原稿作りから始まります。
「自分は何を伝えたいのか」「どう表現すれば伝わるのか」を考え、適切な言葉や表現を選びながら原稿を仕上げていきます。
さらに発音や文法の正確さにも注意を払いながら練習を繰り返すので、普段の学習以上に集中した英語トレーニングになります。
机上の問題演習や、目的のはっきりしない会話練習とは違い、本番に向けた緊張感ある練習を通じて英語力が大きく伸びるのです。
2. 表現力
英語のスピーチでは、日本語以上に声の大きさや抑揚、間の取り方、ジェスチャーが重要です。
聞いている人が「分かりやすい」「楽しい」と感じられるように、話し方を工夫しなければなりません。
この練習を通じて、相手にどう伝わるかを常に意識する習慣が身につきます。
「伝える力」=コミュニケーション力 を磨けるのが大きなポイントです。
3. 自信と挑戦力
多くのお子さんは最初、人前で話すことに強い緊張を感じます。
しかし、スピーチコンテストを通じてその壁を乗り越えることで、大勢の前で堂々と話せる自信が得られます。
さらに、練習を重ねるごとに「前より上手になった」と実感できるため、努力が成果につながる体験にもなります。
「できた!」という感覚は大きな自信となり、挑戦する力が育まれます。
結果以上に大切なこと
今回の生徒さんは優勝という素晴らしい結果を残しましたが、それと同じくらい、またそれ以上に大切なのは、スピーチコンテストに至るまでの「過程(プロセス)」です。
練習を積み重ね、少しずつ成長し、人前で堂々と話す経験をしたことが、これからの人生に大きな自信を与えるでしょう。
英語スピーチコンテストは、
- 英語力
- 表現力
-
自信と挑戦力
これらを同時に伸ばせる貴重な場です。
結果にかかわらず、お子さんの成長を強く後押しするものとなります。
準備も大変ですが、得るものも限りない。
そんなスピーチコンテスト、機会があればぜひ参加されることをおすすめします!
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