「自分で考える」とはどういうことか 子どもの学びと向き合う、大切な時間
今日は、「いもいも」を主宰されている井本陽久先生のセミナーに参加してきました。
井本先生は、長年、栄光学園で数学教師を務められ、現在は「いもいも」の創設者・最高教育責任者として、子どもたちが自分で考え、試行錯誤することを大切にした学びを実践されている教育者です。
私が中目黒スマイル英語教室を開講してから、ずっと大切にしてきたことの一つが、「思考力」です。
英語を覚えること、正しい答えを出すことだけではなく、
「自分で考える」とは、そもそもどういうことなのか。
これは、教室を続ける中で私自身もずっと考えてきたテーマです。
だからこそ、たくさんの示唆をいただいている井本先生から、まさにこのテーマについて直接お話を伺えることを、とても楽しみにしていました。
「自分をよりどころにする学び」とは
今回のお話には、簡単には答えの出ない、大切な問いがたくさんありました。
「自分をよりどころにする学び」とは何か。
「自分である意味」が生かされる学びとは何か。
私たちはつい、「何を教えるか」「どこまでできるようになったか」「正しい答えにたどり着けたか」に目を向けがちです。
けれど、その子自身が何を感じ、何に引っかかり、何を不思議だと思い、どのように考えたのか。
どのように世界を見ているのか。
そこに、「その子が考える意味」がある。
そんな学びについて、改めて考えさせられました。
それを実現するために、教える側ができることは何かについて、大きなヒントをいただきました。
井本先生の教室で行われているアクティビティを参加者同士で実施する時間も、とても面白かったです。
教育の方針と、実際の教室との間で
もう一つ、とても考えさせられたのが、教育制度と学校制度についてのお話でした。
国が学習指導要領など教育の大きな方向性を示し、それを教育委員会や学校が受け止め、最終的には一つひとつの教室で、具体的な教育として実践していきます。
しかし、制度や理念として示されていることが、実際の教育現場では別の問題を生んでしまうことも。
今後、AI時代に教育はどうなっていくのか。
学校制度の話から、さまざまな子どもの学びの話まで。
どれも非常に重く、そして教育に関わる者として避けては通れない、大切なテーマばかりでした。
さまざまな立場から、子どもの学びを考える
参加されている方々の立場もさまざまでした。
学校の先生、民間で教育に携わっている方、保護者の方など、本当にいろいろな立場の方が参加されていました。
私自身も、
民間の英語講師として。
そして、
子どもを持つ親として。
両方の立場から考えさせられることが多く、参考になる視点やヒントが満載の時間でした。
セミナーが終わっても、質問は終わらず
そして、とても印象に残ったのがセミナー終了後です。
井本先生にまだ質問したい方々の列ができていました。
私ももちろん、その列に加わりました(笑)。
場所を移し、井本先生を囲んで、さらに皆さんからの質疑応答が続きました。
私自身も、日頃から疑問に感じていることを質問させていただき、井本先生のお考えを伺うことができ、大変ありがたかったです。
さらに、周りの学校の先生や保護者の方々から出てくる質問と先生のお答えを伺って、
こんなにも真摯に子どもたちに向き合い、よりよい教育について考え続けている大人が大勢いる。
そのことにも、とても心を動かされました。
井本先生が、セミナーを終えたあとにもかかわらず、一人ひとりの質問に耳を傾け、最後までとても丁寧に答えていらっしゃることも印象的でした。
子どもに「考えてほしい」と願うなら
英語教室をしていると、どうしても、
「どうしたら英語ができるようになるか」
「どんな教材を使うか」
「フォニックスや文法をどう教えるか」
といったことに目が向きます。
もちろん、それらもとても大切です。
けれど、そのもっと根っこのところには、
子どもは、どのように学ぶのか。
「自分で考える」とは、いったい何なのか。
その子が、その子であることを生かせる学びとは何なのか。
という問いがあるのだと思います。
今回のセミナーでいただいたたくさんの視点を、すぐに一つの「答え」にしてしまうのではなく、これからまた教室で子どもたちと接しながら、じっくり考え続けていきたいと思います。
子どもたちに「自分で考えてほしい」と願うのであれば、まず、教える側である私たち自身が考えることをやめないこと。
講師である私自身も、学び続けていきたい。
そんなことを改めて感じた、夏の大切な学びの一日でした。


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